実存主義哲学を始めたキルケゴール

キルケゴール、デンマークの哲学者。
哲学を学んだ天才です。

22歳の時に書いた手記があります。
そこには、自分とは何かがわからないのが苦しみであるとあります。
当時のカントやヘーゲルの観念論を学んで、疑問を起こしました。

すべての人は一人一人感じ方が違うんだから、そんなに抽象的に一つにまとめられないんじゃないか
と思ったのです。

そんなみんなのことは、いいから、自分はどうなのかと考えて、実存主義という哲学をはじめました。
実存というのは自分ということです。

自分とは何かということを考えるのが実存主義哲学です。

このように自分探しに悩む現代人が結構いて、一人旅に出たりします。
同じような疑問を持つ人が、
悩んでいる自分がおかしいと思ってしまうが、そうではありません。
自分とは何かというのは、誰でもいだく疑問なのです。

そして、キルケゴールは、どうしたら自分が幸せになれるかと考えました。
まずは欲望を満たす方法を考えましたが、欲望は満たしきれません。
そこで跳躍して、倫理的に生きるということを考えました。
つまり欲望をなくす方向性です。

ところが欲望はなくすことができないので、行き詰まりました。
そこで、宗教に救いを求めましたが、当時はキリスト教しか西洋になかったので解決できず、若くして死んでしまいました。

ところが仏教には、苦しみを歓喜にかえる方法が教えられています。
煩悩をそのまま喜びに転ずる煩悩即菩提です。

キルケゴールも
人間に生まれてよかったという身になりたかったのに、それを知らずに死んでしまったのです。

この記事へのコメント